主には高タンパク、低カロリー、高鉄分、疲労回復、血液サラサラ効果などがあります。
更に、くじらには、これまでも認知症やうつ病などの予防改善効果があると
言われていました。
ただ、これまではマウス実験までで、ヒトでの臨床試験は行われておりませんでした。
今回、星薬科大塩田先生によってヒト臨床試験が行われ、
実際にくじらの栄養に効果があることが示されました。
塩田先生によれば、今後更に大人数での試験を行う必要があるとのことで、
更なる研究が待たれます。
ストレス社会・これからの高齢化社会にくじらの手助けが必要なのかもしれませんね。
先般、開催されていたワシントン条約常設委員会において
現在調査捕鯨で捕獲している「イワシ鯨」の鯨肉流通に関して
是正措置をとるべき、との勧告案が出されました。
今年は既に調査を終えており、国内に出回っているイワシ鯨肉については、
規制の対象ではありません。
しかし、来年度の調査ではイワシ鯨の捕獲はどうなるのか、
見通しはまだ立っておりません。
私見では、他の鯨種に切り替えて調査を行うのではないかと思っております。
そもそも、実際にイワシ鯨の生息数が絶滅危惧の状態にあるのか、科学的な根拠のないまま、
レッドリストに載せるのもいかがなものかと思いますが、(日本の調査ではイワシ鯨の資源量は健全で、
絶滅の危機には瀕していない。)これも、反捕鯨国の意向が大きく影響していると思われます。
なぜこんなに、捕鯨に対して反捕鯨国の風当たりが厳しいのか。先日、お客様から言われてハッとしたことがあります。
私は宗教観や、元々食物として見ていなかったことが、原因なのかと考えていました。
その方は,「日本が鯨を食べるようになったら、日本に牛肉が売れなくなってしまうから。」
なるほど確かに見渡せば、反捕鯨国の主な国は、農産畜産の輸出国であります。
もし、商業捕鯨を再開して、鯨肉が今よりもっと安く出回れば、鯨肉はもっと身近なものになるでしょう。
そうすれば、栄養価でも優れたくじら肉は、現在主流の牛、豚、鶏とバッティングすることは大いに考えられます。
思惑の一因として、この説は大いに考えられると思います。
物事もっと多角的に考えなければならないなと思った、目からウロコの一日でした。
くじらの板花です。
私は山育ちなので、
身近な鳥と言えば、山や野原に住む鳥たちです。
船で見渡す限りの水平線を進んでいると、まず会うとするとすれば
カモメやカツオドリなどの海鳥たちです。
こういった鳥たちが船の周りを一緒に飛んでいたり、飛魚を捕まえていたり
するのを見るのも楽しいものです。
そんな中で、たまーにですが、やってくるんです。
山野鳥には渡り鳥がいまして、海を越えて季節で住む場所を変えているんですね。
休憩する場所のない大海原では、彼らにとって船は貴重な休憩する場所なのでしょう。
暫くは船から離れず、一緒にいます。そして逃げ場がないからなのか、
陸にいるときより、近づける距離が近いんです。
手で捕まえられるんじゃないかと思わせるような子もいました。
写真はブッポウソウですが、ほかにもチョウゲンボウやヒタキ類、ウグイス類などに出会いました。
渡り鳥とは聞いていながらも、実際に渡るところを見たことはなかったので、
初めて遭遇したときは、本当に海を越えてるんだな~と感心したものです。
そして、子供の時から見慣れている山野鳥のシルエットを見ると、
ミョーにうれしい気持ちになってしまうのでした。
くじらといるかって別の種類だと思っていませんか?
店でも結構驚かれることが多いのですが、実はどちらも
同じクジラの仲間です。何が違うかというと、単に大きさだけなんです。
体長4m以上をくじらと言い、それより小さいものをイルカと
言います。
なので房総で捕っているツチクジラなどは見た目は
大きいイルカですが、体長が10m位なのでクジラという名前がついています。
大きさで呼び名が変わるというのは珍しい動物ですね
シャチだけは例外ですが。
くじらって美味しいの?
と、よく聞かれるのですが、嗜好の問題もあるのでなかなかお答えが難しいところです。
ただ、栄養価は嘘をつかないので、こちらはご案内できます。
くじら肉は大きく分けると赤肉系と脂肪系に分けられます。
赤肉は刺身や竜田揚げなどでよく見る肉部分です。
脂肪は鯨ベーコンやくじら汁などで見られる白い部分です。
赤肉は高タンパク、低カロリー、高鉄分、疲労回復などで、
アスリートやダイエット、肉体を使う仕事の方などにむいていると言えます。
抗うつ作用や、認知症の改善作用なども言われています
脂肪ですが、実はくじらの脂は青魚に近いんです。マグロやブリやサバで良く聞く
DHA・EPAですが、これは血液サラサラとか、中性脂肪を減らすなどの作用が言われています。
メタボな方、メタボが気になる方、脳神経の発達にも良いとされているのでお子様にも
向いていると言えます。
くじらの本皮などを見て、「脂でしょ?」と眉をひそめる方もいるのですが、
牛豚などと違い、むしろ積極的に食してもいいくらいだと思います。
(本皮13gで1日のDHA・EPA目標量が摂取できます)
食べ方も簡単で、いいダシも出ます。
サプリもいいのですが、やはり食べることでより健康な体を作りたいものです。
くじらでより健康に(^o^)